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五感を磨いて賢い消費者になろう!
少々鼻をつまむような話で申し訳ないが、私には、トイレに本や新聞を持ち込む習慣がある。先日、息子の部屋にあった中学の公民の教科書が目に付き、それを持ってトイレに入った。パラパラと頁をめくると、政治の仕組みや経済の成立ちについて簡便にわかりやすく解説してあり、改めて学校の教科書はよくできているなぁと感心した。
HOT WILLerであれば、ビジネス・パーソンのプロとして、各種の本や雑誌に目を通すことは当然実行しているはずだが、普段ほとんど手にしない学校の教科書に触れてみて、読書する本の質を今一度見直すべきではないかと思った。
というのは、大衆消費社会を前提として製作された商品は、不特定多数の人達に購入してもらわなければ採算が取れないため、大衆受けする企画になってしまう。結局、小難しい物ではなく、飽きずに直ぐに読める本が多数出回ることになる。このように万人受けを狙うと、最大公約数的な構成になり内容が希薄にならざるを得ない。従って、この類の本をいくら読んでも、実質的に得るものは少ない。
マーケティングの基本からも、この傾向を裏付けることは可能だろう。何故なら、販促ツールを作成する際に重要な要素は、キャッチコピーだからだ。顧客の目に留まる一風変わった言葉を販促物に並べなければ、顧客がそれに手を出すことはない。そして、キャッチコピーの印象に引きずられて、購入行為に結びついていく。大切なのは、購入する商品の質のはずだが、どうせ中身に大差はないだろうと、顧客は高をくくったように行動する。 自由主義経済を維持するには、需要と供給のバランスにより価格が正当に決定するメカニズムを機能させなければならない。そのために、独占禁止法があり、1社の企業の思惑で価格調整ができないようにしていると、トイレで読んだ公民の教科書に記載されていた。
私は、それに加えて、消費者がより賢くならなければ、市場の競争原理は機能不全に陥ると提言したい。自分の目で見て、手に触れ、味わい、匂いをかんで、商品の質を吟味できる能力がなければ、著名人の推奨や、ブランド、そしてキャッチコピーに踊らされ続けるしかないからだ。賢くなる努力を放棄した民衆をあざ笑うかのように、各種偽装問題が繰り返されているのは、その象徴だろう。
HOT WILLerならば、賢くなる努力を継続することで衆愚に染まらず、より豊かな消費社会を築く一助を担い、難解な書物と格闘したり、自分の五感を信じて商品を購入する機会を増やし、商品を見極める能力を磨いていただきたい。
注意)トイレで本や雑誌を読む行為は、五感を磨くことと関係はありません!
※HOT WILLer とは、「独自の志を持ち、その実現に向けた活動を実直に続けている人」を指す。この方々に向けた応援メッセージを毎月贈り続けている。※
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