株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング

代表取締役パートナー平堀剛のブログ

Hot Willerへのエール

Hot Willerとは「独自の志を持ち、その実現に向けた活動を
実直に続けている人」を表す当社の造語です。そういう方々に向けた
応援メッセージを贈りたいという想いで毎月書いています。

#135

電車の席に座る家族の順番は?

2019年6月27日

先日、山手線に乗っていると、空いた席に女性が座った。
席が空けば誰かが座るというごく当たり前の光景なのだが、
この女性の前に、小学校中学年くらいの女の子が立っていた。
この二人の様子から察するに、親子なのだが、
母親が席に座り、この年齢くらいの子どもを前に立たせるという姿を私はあまり見かけない。
なので私は思わず、この二人に見入ってしまった。
二人の会話の雰囲気からして、お母さんは特段厳しいタイプにも映らない。
娘さんが習い事の話をお母さんに、にこやかにしていたからなのだが。
そして、同じ駅で電車を降りると、
お母さんはすっと子どもに手を差し伸べ手をつなぎ、私の視界から消えていった。

私には、この二人の姿がとてもすがすがしく、新鮮に見えた。
それは、子どもを席に座らせて親が立つという構図が一般になっているという印象を、
私が持っているから。

これは私に限った考え方なのかもしれないが、電車の席に座るにも順番があると思うのだ。
この順番は、弱者優先を基準に決まる。
弱者とは、シルバーシートのマークにデザインされている老人、妊婦さん、
松葉杖をついているような体が不自由な人たち、そして、子ども。
ここで難しいのは、弱者の対象となる子どもの年齢。
(老人も子どもと同様に弱者の見極めが難しいのだが、
今回は、子どもにスポットを当てて論じさせてください。)
あくまでも私の基準だが、子どもが小学3年生から4年生になったあたりから、
席が空いたら先に親が座り次に子どもが座るようにしていたと記憶している。
加えて、レディーファーストの視点も入れていた。
当家の子どもは二人で、長女長男の一姫二太郎。
この家族構成から、長女が小学校中学年になってからの席に座る順番は、
1番:母親
1番:息子(娘が小学校中学年になり、息子が小学校中学年未満まで)
3番:娘(レディーファーストの視点から)
4番:父親(私)
息子が小学中学年になってから以降は、
1番:母親
2番:娘
3番:父親(私)
4番:息子
としていた。
些細なことのようだが、子どもの社会性や自尊心を引き出す上でとても大切な考え方だと私は思う。
社会を健全に保つための根本に、弱者優先という視点は不可欠。
このことに異議を唱える方はいないだろうから、
公共の場でも、この考え方に則った行為を大人がして見せる。
ましてや、親が我が子にこのような教育を施すのは、ある意味大人の務めともいえる。
次に自尊心。
子どもの成長年齢に合わせて、親が子どもを大人扱いする範囲を広げていくのは、
子どもの自尊心を育む上でも大切なのではないだろうか。
自尊心とは、自分が人の役に立っているという自覚から芽生えるもの。
空いた席に自分が座らず、他の誰かに座ってもらうのは、まさに、その人の役に立つ行為。
また、空いている席に自分が座らないというのは、
自分の座りたいという願望を抑制して他者に譲ることでもあるので、自分を律する力も養える。

冒頭に紹介したお母さんが、
ここまでを意識して、我が子を自分の前に立たせていたかどうかは定かではないが、
公共の場を通じて子どもの社会性を育む模範的な行為であると私の目には映った。

皆さんは、家族が電車の席に座る順番をどのように決めているだろうか。
今回の私の見解に賛否両論はあると思うので、機会があれば、席順談議にお付き合いいただきたい。

 

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代表取締役パートナー

平堀 剛

Hirabori Tsuyoshi

平堀 剛

1961年生まれ。東京都出身。

経歴

大学卒業後、電機メーカーに就職。先端技術の開発に汗を流すエンジニアを目の当たりにし、自分も何かをしたいと一念発起。学生時代からの夢、事業家(経営のプロ)を志しコンサルティング会社に転職。数多くの業界の経営実務に携わり上場(マザーズ)も経験した後に、小川とともに当社を起業。

コンサルティング・ポリシー

『本当の楽しみは、苦しみを乗り越えた者のみが味わえる』

支援実績(得意分野)

  • ◆目標達成に執着する管理者の養成
  • ◆顧客を愛顧客にする営業パーソンの育成
  • ◆中途・新卒社員の早期戦力化支援
  • ◆社員定着率の圧倒的な改善

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