株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング

代表取締役パートナー平堀剛のブログ

Hot Willerへのエール

Hot Willerとは「独自の志を持ち、その実現に向けた活動を
実直に続けている人」を表す当社の造語です。そういう方々に向けた
応援メッセージを贈りたいという想いで毎月書いています。

#147

共通の趣味から得た人脈

2020年6月29日

私をご存知の方の大半は、私の趣味がマラソンであることは周知されているだろう。

マラソンは相変わらず続けていて、
一応は目標タイムを設定し計画を練って練習をしているのだが、
2年くらい前から怪我を繰り返すようになりタイムは伸びていない。

ピークは、2018年5月の萩往還140㎞ウルトラマラソン。

この時を境に各所の怪我が増え、昨年は2つのレースを辞退した。

そこで、怪我の防止を目的に、昨年の9月から加圧ジムに1週間に1回のペースで通い、
下半身と上半身の筋力強化を始めた。

トレーニングに要する時間の90分の中で、
筋トレをしている実質的な時間はわずか30分程度なのだが、
ジムに行く前に憂鬱になるほど“きつい”。

この“きつい”という言葉を連呼しながらトレーニングするのだが、
トレーナーからは毎回、
「トレーニングは、“きつい”から効果が出る。だから、“きつく”なければ何の意味もない」
と、喝を入れられている。

毎週のジム通いと自宅での自重トレで、筋力は確実に高まってきているのだが、
肝心のマラソンでは成果が出ていない。
というよりも、スローなジョグでも、息が上がる症状に襲われるようになってしまった。

このことをトレーナーに伝えると、同じジムに通っているドクターを紹介してくれた。

このドクターは、駅伝や実業団チームのランナーのコンディションを診たり、
マラソン大会のランニングドクターを務めるマラソンランナー。

そして、このドクターのクリニックの診療科目には、アスリート外来が設けられている。

受診するアスリートの症状は、
・練習しても心肺機能が上がらない
・練習の疲れがとれない
・疲労骨折をおこしやすい

などで、これらの原因を血液検査から割り出す。

私は、
・練習しても心肺機能が上がらない
・練習の疲れがとれない

の2つの症状が該当し、問診を受けると、
隠れ貧血の疑いがありそうだと言われ、血液検査と心電図検査を受けた。

血液検査の結果は、すべて良好。

この結果を確認したドクターは、私の心電図データを、循環器系の専門医に送ってくれていて、

「平堀さん、血液には問題はなかったのですが、
ひょっとすると冠動脈に問題があるかもしれないと、私の知人の専門医は言っています。
よかったら、そちらのドクターにも診てもらいませんか」
と勧められ、心臓の精密検査を受けることになった。

このドクターも、マラソン大会をサポートするランニングドクター。

造影剤を投与した冠動脈のCT検査を受けたが、こちらも異常なし。

 

今回出会った二人のドクターは、“以前から付き合いのある知人のように”、
とても親身になって私の症状を聴いてくれ、
これまでの症例と重ねて仮説を立てて対処してくれた。

私が、“以前から付き合いのある知人のように”と感じたのは、
マラソンという共通の趣味があるから。

二人のドクターからは、
「これまでのフルマラソンのベストタイムは」
「どのような大会に出たことがあるか」
「年に何回くらいレースに出場するか」

という質問をされるのだが、
私の答えに合わせてドクター自身のマラソンレースの体験談が出てくる。
そして、1カ月間で走る距離の累計や、トレーニング方法の話題に花が咲く。

循環器の専門医からは、

「私は、毎年10月に開催されている○○大会のランニングドクターの理事をしているので、
平堀さんもよろしければ、この大会に出てみませんか。
大会に出る目的は、走り終わった後の懇親会なんですけどね。
ここには多くのランニングドクターが集まっているので、他の専門医も紹介できますよ」

と誘われ、

「是非、参加させていただきます」
と、私が応えたのは言うまでもない。

すると、このドクターは、再開した時に顔を忘れてしまうといけないのでということで、
私とのツーショット写真を撮っていいかとの許可を求めてきた。

そして、ドクターは、次の言葉で締めくくった。

「平堀さん、これからマラソンレースに出たら、
その時にタイムや体調をメールで送っていただいていいですか」

ドクターは、ランニング中に現れる症状を知ることで、
隠れているリスクを探り出そうとしているのだと、私はくみ取り、
心の中で、「やっぱりプロだな」とつぶやいた。

 

私が抱えている、スローなジョグでも息が上がる症状は、いまだ改善されていないが、
血液と冠動脈に問題なしと、この分野の専門医から太鼓判を押してもらえたことは
とてもありがたかった。

マラソンをしている専門医に、マラソンの練習で現れる症状を診てもらうのは、
理解してもらいやすいのと同時に親近感を持てる。

まさに、共通の趣味は、人と人とを親密に結びつける力があることを今回も体験した。

 

最後に余談。

精密検査に異常なしとのデータを見た二人のドクターから言われた共通見解がある。
それは、「お酒の飲みすぎが原因」というモノ。

これまでの人脈は、マラソンよりもお酒という共通の趣味で広げてきているので、
やめることは勘弁していただきたい。

ただし、酒の量は、歳相応に制限しなければ、と、自分に言い聞かせた次第である。

 

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代表取締役パートナー

平堀 剛

Hirabori Tsuyoshi

平堀 剛

1961年生まれ。東京都出身。

経歴

大学卒業後、電機メーカーに就職。先端技術の開発に汗を流すエンジニアを目の当たりにし、自分も何かをしたいと一念発起。学生時代からの夢、事業家(経営のプロ)を志しコンサルティング会社に転職。数多くの業界の経営実務に携わり上場(マザーズ)も経験した後に、小川とともに当社を起業。

コンサルティング・ポリシー

『本当の楽しみは、苦しみを乗り越えた者のみが味わえる』

支援実績(得意分野)

  • ◆目標達成に執着する管理者の養成
  • ◆顧客を愛顧客にする営業パーソンの育成
  • ◆中途・新卒社員の早期戦力化支援
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