#163
真似るは学びの基礎となる
最近、私と家内は何かをする時に、
「よいっちょ!」との掛け声が、口癖になっています。
「よいっちょ!」とは、「よいしょ!」の、赤ちゃん言葉。
1歳の孫と接する機会が多いので、この言葉遣いが癖になってしまいました。
観るテレビ番組のジャンルも一つ増えました。
0歳~2歳児を対象として制作している、NHKの「いないいないばあっ!」が
孫のお気に入りで、孫とともに私も楽しんでいます。
この番組を観て、幼児の興味を引くための工夫が随所に施されていることに、
感心させられます。
番組を紹介するホームページには、
「映像と音で感覚を揺さぶることにより、子どもたちのさまざまな可能性と能力を
引き出すことをねらいとしています。親子の豊かな関わりあいのきっかけとなる
こともめざしています。」
と、書かれている通り、映像の配色がとても綺麗で、
音楽、歌、ダンス、物語を、キャラクターや同年齢の子どもが演じるのを
孫は食い入るように観察し、体を動かして真似ています。
この孫の姿から、真似るが学びの基礎になっていることがわかります。
さて、前置きが長くなりましたが、今回のコラムは、
「あなたの会社は、社員が学べる環境が整っていますか?」がテーマです。
学べる環境とは、仕事をする上で、
①「わからないことがわかる」仕組み
と
②「できているようでも、できていないことに気づかない社員に、気づいてもらう」仕組み
を意味します。
①「わからないことがわかる」仕組み
ですが、マニュアルがこの最有力ツールとなります。
新たな業務を担当したり、久しぶり取り組む業務に
マニュアルが役立つのは周知されているので、解説は割愛します。
②「できているようでも、できていないことに気づかない社員に、気づいてもらう」仕組み
ですが、こちらは「なんのことだろう?」と疑問符が浮かぶのではないでしょうか。
できているようで、できていない業務ですが、
例えば、パソコンの操作。
この中でショートカットキーは、どのくらい活用できているでしょうか。
ショートカットキーを使いこなしている人とそうではない人とでは、
作業性に差がでるものですが、
自己流のやり方でもパソコンは操作できるので、できている気になっている人は、
私も含めて存在するのではないでしょうか。
その他にも、
・飲食店では、料理の下ごしらえの仕方
・製造メーカでは、機械の操作方法
・営業職では、顧客面談前の準備の仕方
などなど、本人はできているつもりでも、
熟練者のやり方と比べるとまったく異なっていることは多々あります。
「できているようでもできていない」仕事をあぶりだし、好ましいやり方に変えていくのは、
企業の生産性を高める上で、とても大切なことなのですが、あまり注力されていません。
この理由として、自己流のやり方でも、仕事は進捗することがあげられます。
ちなみに、
「できているようでもできていない」仕事をあぶりだし、好ましいやり方に変えていくと、
自社の生産性は、どのくらい上がるでしょうか。
推定するのは難しいのですが、
おそらく生産性は、10%や20%は向上するのではないでしょうか。
「できているようでもできていない」仕事をあぶりだす方法ですが、
オーソドックスなのは検定試験です。
・パソコン操作検定
・料理検定
・機械操作検定
・営業の場合はロールプレイング
を施せば、好ましい仕事の仕方を習得させられます。
また、好ましい仕事の仕方を映像に撮っておけば、この動画を見て真似ることもできます。
真似るは学びの基礎となる。
真似る対象となる仕事を映像化すれば、社員にとって、
自分のペースで、いつでも、何回でも、好ましい仕事の仕方を学べる環境が整います。
私の孫が食い入るようにして見ている、NHKの「いないいないばあっ!」に倣って、
好ましい仕事の仕方の映像化を進めてみてください。
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