#166
朝7時にカフェに行くと?
今回は、あるシステムエンジニアからの学びを紹介します。
彼との会話のスタートは、次の通りでした。
「自分は、もともとは、システムのシの字もわからないずぶの素人だったんです」
私は、この話を、「ふ~ん、そうだったんだ」とは聞き流せませんでした。
それは、この方は、多くのエンジニアを束ねるマネジャーで、
プログラミング言語にとても精通されていたからです。
なので、私は、
「プログラムに関連した学習は、独学で“簡単”にできるものなのですか?」
と、質問しました。
すると、
「いえ、決して“簡単”ではないです。
また、プログラム言語は時代とともに変化するので、
学習し続けないと、あっという間に取り残されてしまいます」
との答えが返ってきました。
どんな職種でも、最新の技術や知識を身に着ける努力の継続が不可欠なのだと、
至極当然な気づきを得た上で、私は彼に、
システムのような高度専門知識の勉強の仕方を教えてもらいました。
その勉強の仕方は、
毎朝、1時間の勉強時間を設けて継続すること
でした。
毎朝の勉強の継続は、言うは易し行うは難し。
なかなか実行できるものではありませんよね。
この誰もが認める一番難しい継続という課題の対処法が気になるところですが、
とても理にかなったものでした。
それは、
始業の2時間前に、オフィス近くのカフェに行くこと
です。
始業が9時だとすると、7時にカフェに入る。
7時~8時は、自己啓発の時間。
8時~8時45分は、当日の仕事の段取りの時間。
彼は、この朝の日課を20年近くも続けているのだそうです。
そう言われてみて私は早朝にカフェに行った時に、
勉強している社会人の姿を目にしていたことを思い出しました。
7時にカフェに行くのを習慣化すれば、
自己啓発のための勉強は、自ずと継続するというのは、
まさに、コロンブスの卵。
※『コロンブスの卵』とは、どんなに素晴らしいアイデアや発見も、
ひとたび衆目に触れた後には非常に単純あるいは簡単に見えることを指す成句である。
(ウィキペディアより)
彼は、7時にカフェに行くと勉強だけではなく、
他にもいい点があるのだと付け加えました。
それは、
無遅刻無欠勤
でした。
「電車の遅延は、しょっちゅう発生しますよね。
でも、7時にカフェに着くように自宅を出ているので、
電車の遅延の影響はまったく受けません。
なので、遅刻する理由がなくなるんですよね。」
そして、彼が無遅刻だけではなく、無欠勤も続けられているのは、
早起きと通勤という適度な運動によって、
健やかな心身の養成にも結びついているからなのでしょう。
みなさん、どうでしょうか。
この話を聞いただけで、
この方が、信頼に足る人物であると確信できるのではないでしょうか。
さて、良いこと尽くめの、始業の2時間前カフェですが、
やるかやらないかは、自分しだい。
これはいい方法だと思ったら、まずは、やってみる。
早起きが苦手だなと思った方こそ、チャンスです。
それは、始業の2時間前のカフェ通いによって、このネガティブ思考も克服できるからです。
できる自分を信じて、
“これはいい方法だと思ったら、四の五の考えずに、まずは、やってみましょう”
みなさんとどこかのカフェで、7時にお会いできるのを楽しみにしています。
※自主学習には『良い教材』が不可欠です。
『Teachmebiz』による動画マニュアルの事例はこちら。
>>>https://teachme.h-mbo.com/case/detail03/