#174
頑張りを社長に認めてもらうには
「自分は、一生懸命に頑張っているんだけど、社長に認めてもらえない」
と、管理者から悩みを打ち明けられることがあります。
この時の本人の表情はとてもつらそうで、心労がたまっていることが、
ひしひしと伝わってきます。
このような場合、話しを親身になって聴くのはもちろんで、
この方の気持ちが落ち着くまで、お付き合いさせていただきます。
(これは、我々の主要業務でもあるので)
「頑張りが社長に認められない」のは、なぜなんでしょうか。
ちょっと考えてみましょう。
この理由として考えられることは、
社長は昔気質で、人をほめないタイプだからなのでしょうか。
それとも、社長は、頑張っている仕事を見ていないからなのでしょうか。
そもそも論として、社長は、この社員を嫌っているからなのでしょうか。
どれもピントが外れていて、不正解です。
では、正解はなんでしょう。
それは、「頑張りが成果に結びついていないから」です。
仕事は、ある成果を生み出すために行うことです。
この大前提は、みんなが認識しているはずです。
例えば、
周年イベントの企画は、なんのために実施するのでしょうか?
それは、多くのお客様に集まっていただき、
来店されたお客様に喜んでもらうためです。
ところが、集客目標が大幅に未達になったり、
来店されたお客様に満足していただくサービスができなかったら、
この周年イベントの企画や運営に費やした“頑張り” を、
よくやったと認めてあげられるでしょうか。
答えは「NO」ですよね。
このように単純明快な正解が見えなくなるのはなぜでしょうか。
それは、みんな、一生懸命に頑張っているからです。
これは素晴らしい姿勢なのですが、いつの間にか
一生懸命に頑張るのは成果を出すためという目的が、
一生懸命に頑張ることが目的にすり替わってしまいます。
私のクライアントの社員で、仕事を適当にこなし、
他者が見ていなければサボるという不誠実な方は、ほとんど存在しません。
(稀には、遭遇するので、ほとんどという形容詞を加えました)
みんな、担当業務を一生懸命に頑張って仕事をしています。
これはとても尊いことなのですが、
一生懸命に頑張れば、会社は存続・発展できるのかというと、
そうではありません。
ある製品の製造を引き受けて、
「我々は一生懸命に頑張ったのですが、ご契約いただいた納期に間に合いません」
と、顧客に伝えたら、
「よく頑張りましたね。納期はいつでもいいですからね」
と、認めてくれるでしょうか。
融資を受けた借入金の返済期日が来た時に、銀行の担当者に、
「我々は一生懸命に頑張ったのですが、返済資金を用意することができませんでした」
と、伝えたら、
「よく頑張りましたね。返済は、今度でいいですよ」と、認めてくれるでしょうか。
答えは「NO」ですよね。
成果創出を目的に頑張るという軸をブラさなければ、
頑張っても成果に結びつかない場合に、
頑張る仕事の仕方を見直す改善という発想が出てきます。
そのうち、改革や変革レベルの仕事の仕方を考案できるかもしれません。
そうなると、頑張りが生み出す成果の大きさは、飛躍的なレベルになっていきます。
社長から、
「いつも頑張ってくれてありがとう」
と、言ってもらえる成果を出すことを念頭に置き、仕事の仕方を見直してみましょう。
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