#182
お祝いは、お祝いをしてくれる人に喜んでもらうもの
先日、
「幸せとは主体的な活動によって増長される」
と実感する経験をしました。
「幸せとは主体的な活動によって増長される」って、
少々堅苦しい言い回しなので、みなさんしっくりこないかもしれませんが、
受け身ではなく能動的に生きた方が、幸福感は増すという意味です。
ある知人の還暦のお祝いをした時の事。
私も2年前に同じお祝いをしてもらっているのですが、
この知人と私と比較すると、次の点で大きな違いがありました。
それは、プレゼントをもらった時の喜び方。
彼は、贈り主がプレゼントの品を選定した理由を確認しつつ、
プレゼントそのものの価値を贈り主以上にわかりやすく解説しながら、
とても自然な笑顔を添えて「ありがとう」と言いました。
プレゼントを贈った7人が、
贈ってよかったと心から思えるような受け取り方を彼はしていました。
お祝いをしてもらった時、
私も同じように飛び切りの笑顔で「ありがとう」と言っていますが、
笑顔の深さというか、大きさというか、広さというか、何かが大きく違っていました。
この違いを言葉にするのはとても難しいのですが、一言で表すと、
「プレゼントを贈ってくれた人に喜んでもらう」
という意思の有無になるのでしょうか。
私はこれまで、
「プレゼントを贈ってくれた人の気持ちに応えよう」
との考え方はありましたが、
「プレゼントを贈ってくれた人に喜んでもらう」
という視点は、持ち合わせていませんでした。
「プレゼントは、お祝いをする人に喜んでもらうために贈るもの」
との概念に囚われていたからでしょう。
「お祝いは、お祝いをしてくれる人に喜んでもらうもの」という考え方を持っていれば、
お祝いをされた時の立ち居振る舞いが、もっともっと無邪気になれたはずです。
お祝いをする人も、される人も「相手に喜んでもらおう」という気持ちをもっていたら、
喜び×喜びとなり、喜びの大きさは指数倍になります。
知人の還暦祝いは、まさに、喜び×喜びを体現した会になり、
全員が幸福感に満たされました。
今回のコラムは、お祝いをしてもらう人は、そもそもは受け身の立場なのですが、
これを能動に変えるとお祝いの会が激変する。こんな体験のレポートでした。
ところで、この教訓を実践するのはたやすくありません。
それは、演技は通用しないからです。
贈られるプレゼントのすべてが、自分の気に入るものかどうかというとそうではない。
「これはちょっとなぁ~」と思う贈り物にも、
贈ってくれた人が嬉しくなる反応を心から返さなければならないのですから。
私がこれから迎える年齢に関連したお祝いは、
古稀(こき) 70歳
喜寿(きじゅ) 77歳
傘寿(さんじゅ) 80歳
米寿(べいじゅ) 88歳
卒寿(そつじゅ) 90歳
白寿(はくじゅ) 99歳
百寿(ももじゅ・ひゃくじゅ) 100歳
があります。
加えて、結婚祝いが、
40年目:ルビー婚式
45年目:サファイヤ婚式
50年目:金婚式
55年目:エメラルド婚式
60年目:ダイヤモンド婚式
75年目:プラチナ婚式
と続きます。
ちなみに、今年は、結婚35年目の珊瑚婚式でした。
知人から教えてもらった
「お祝いは、お祝いをしてくれる人に喜んでもらうもの」をモットーにして、
もっともっと幸福な人生を歩んでいきます。
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