株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング

コンサルタント井口義隆のブログ

ハッと気づかされる大切なこと

プライベートと仕事は密接に関わっています。仕事と関係ないプライベートの
時間の中でも、アンテナを立てれば仕事に役立つことはたくさんあります。
そんな「ハッと気づいたこと」を大切にしたいという想いで毎月発信していきます。

#15

10歳違えば異文化コミュニケーション

2019年3月28日

皆さんこんにちは。
もうすぐ春ですね。4月は新入社員が入社してきます。
新入社員もドキドキしながら1日を迎えるでしょうが、
社員もどんな新人が来るのだろうかとワクワクしているのではないでしょうか。

新しい後輩ができる
噂の期待の新人がやってくる
今年は外国人がくるらしい

などなど、色々な不安と期待を誰しもが持っていると思います。
しかし、双方が期待に胸躍らせて春を迎えるのに、数週間後には1人辞め、2人辞め…
1ヵ月後には残り数人しかいない…
このような事が起こっていませんか?

何がいけなかったのか、いつも通りに接して、いつも通りに教えたのに…
お願いした業務のやり方を見せて、同じようにやらせて、失敗すれば叱り、反省してもらう。
そして次に生かす。
もちろん新人だから同じ失敗をしてしまう時もあった。
そんな時には少しきつめにしかったりもした。
すると…翌日には「先輩のやり方にはついていけません」と連絡が入る。

私が訪問するお客様にもこういった悩みをお持ちの方が多いです。
そして多くの方は「20代の考えている事はよくわからない」となるわけです。
この「20代の考えている事がわからない」が今回のテーマです。

◆          ◆         ◆

私は今年で34歳です。
浪人をしたので社会人になったのは23歳の頃。今から11年前です。
最初の仕事はADでした。
当時のディレクターは怖い人が多く、質問や相談に行くのをいつも躊躇っていて、
締め切りギリギリまで何とか自分でやろうと逃げていました。
結果はもちろんディレクターの要望に応えられるものではなく、結局怒られました(笑)

こんなこともありました。
先輩から仕事の進め方を教わっている時は真剣に聞いてメモを取って、わかった!となっているのに
いざやってみると「ここはどうすればいいんだろう?」という所が出てくる。
でも「さっきわかりましたって言っちゃったし、今さら聞きづらい…」
という気持ちが勝ってしまい、またディレクターの要望に応えられず怒られる。

さて、この2つの共通点は何でしょうか。

それは「怒られることが怖い」です。
特に、周りから評判の怖い先輩と組むことになった時、自分と合わない上司と一緒に仕事をする時、
そんな時ほど「怒られたくない」という気持ちが強くなっていました。
「怒られたくない」は次第に「聞きづらい」、「聞きたくない」、
「自分でどうにかしよう」に変わり、
それでも手詰まりになり「他の先輩に聞いてみよう」となります。
他の先輩に聞いた結果、
「それはちゃんと先輩に確認した方がいいよ」なんて言われた日には八方塞がりです。
そして無意識に後回しにし、納期までに先輩の求める物を提出できず、自分の評価が下がる。
こんな悪循環の完成です。
しかし今はこの悪循環から脱出することができる世の中になりました。
それはなぜでしょうか。

今から15年以上前の、インターネットがない状態では、自分で調べることができませんでした。
私が新卒だった10年前はインターネットの普及により調べることが当たり前になり、
聞いても「まずは自分で調べろ」とよく上司に言われていました。
しかし、今は違います。
「聞く前に自分で調べておく」が標準になっているのです。
これが、悪循環から脱出するポイントです。

もう一つポイントがあります。
つい先日朝のニュースで放送していましたが、
女子大学生が朝の髪形のセットの仕方をYouTubeで調べて、何度も何度もやり方を真似て学び、
できるようになるまで繰り返し練習しているそうです。
もう「事前に調べる」だけではなく、自分に必要なもの・興味のあることに関しては、
調べた上で練習する人が出現しているんです。
この「調べて練習する」が2つ目のポイントです。

この2つのポイントを仕事に当てはめるならば、業務手順を先輩に教わる前に自分で調べて練習し、
本番に備えることが、ごく当たり前と考えている20代がこれから出てくるということになります。
こうなると、
「見て覚えろ、俺が新人だった頃は先輩のやっている所を見て盗んだものだ」は通じなくなり、
「そのノウハウを誰でもわかるようにマニュアル化して用意してください」
が標準になっていくでしょう。
この「見て覚えろ」と「マニュアルを見て自分で覚える」が
20代とそれ以上の世代でギャップとなり、
新人が辞めていく要因になっているのです。

このギャップを埋められなければ、
会社はいつまで経っても採用と退職を繰り返し、人材が育たなくなってしまいます。
そこで、このギャップを埋めるのに有効なもの、
それが動画マニュアル作成ツールTeachmebizです。
先月から紹介し始めた動画マニュアル作成ツールTeachmeBizなら、
学生が動画を見て同じ髪形ができるのを
練習するのと同じように、業務の手順を動画で見てトレーニングすることができます。
しかも文字まで入れられるんです。

手元にいつでも見ることのできる動画の手順書があれば、
・怖い先輩に質問に行かずとも、TeachmeBizを見れば作業が進む
・一度聞いて作業に入った後に、わからない所を再度聞きに行かなくても良い

という効果が見込めます。
つまり「事前に練習をして怒られない状態を作りたい」
「何度も聞きに行って怒られたくない」という
20代の要望にぴったり応えられるのです。
実は私は営業しながら「これさえあれば、ディレクターにあんなに怒られなかったのに…!」と
皆様に紹介しながら心の中で叫んでいます(笑)

「怒られたくない→聞きたくない→聞かない→失敗→上司に怒られる
→上司の自分に対する評価が下がる→自分のモチベーションが下がる→退職」
皆さんが、この悪循環から早くさよならできるように、高輪台から電話をしています。

「Teachmebizの検討は何か進展がありましたか?」
私からのこの電話の裏には、このような思いが詰まっています。
一度ご紹介した方も、初めてこのコラムで知った方も、
興味が湧いたらいつでも井口までご連絡くださいね。
お待ちしております。

—連絡先—
iguchi@kokoroiki.biz
担当:井口

 

※下記サイトもご覧ください。

日本初のレジリエンス研修専門サイト
>>>レジリエンス研修

※弊社オウンドメディアの『マネジメントDX』はこちら。
>>>https://management-dx.jp/

※動画マニュアル『Teachmebiz』の専用サイトはこちら。
>>>https://teachme.h-mbo.com/

コンサルタント

井口 義隆

Iguchi Yoshitaka

井口 義隆

1985年生まれ。神奈川県出身。

経歴

大学卒業後、テレビ番組の制作会社にてバラエティ番組等のディレクターを経験。
映像業界の次のステージとして、映像機材を販売する営業職に就く。昼夜も関係なく、激務が当たり前の映像業界に関わる中で、人を大切にする企業、働いていて楽しいと思える企業を増やしたいという思いからアッシュ・マネジメント・コンサルティングに入社を決意する。

セールス・ポリシー

『千里の道も一歩から。少しずつでも歩みを止めない。』

支援実績(得意分野)

  • ◆業界経験者ならではの技術を駆使した動画マニュアルの作成代行
  • ◆自身の経験から生み出した「撮影・編集ノウハウ」を詰め込んだマニュアル作成勉強会
  • ◆動画マニュアルを組織に浸透させるための事務局支援

当社での役割

  • ◆平堀、小川から出る異なる指示に愚直に取り組み、二人に指導内容の矛盾に気付かせること
  • ◆毎日夕飯の支度をするなど、女性の社会進出を本気で応援する夫の鑑が何たるかの模範を示すこと
  • ◆営業で使う動画マニュアルのサンプルを作りつつ、社内の清掃マニュアル・備品管理マニュアルを整備すること
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