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新しいツールを導入する時の拒否反応
皆さん、こんにちは。
先日初めてウーバーイーツを利用しました。
どうやら初回限定で1500円引きになるらしく、妻が利用したいということで挑戦しました。
近所のカレー屋でナンとカレーとマンゴーラッシーを注文しましたが、
店を出発したら連絡が来るし、GPSで今どこを通っているのかがわかるし、
便利さに驚きました。
今まで使わなかったのが損だったなと思う反面、料金は高めに設定されているので、
利用の頻度は低くなりそうだと思いました。
新しいことへの初挑戦ということで、良い体験をした週末でした。
さて今月は「新しいツールを導入する時の拒否反応」についてです。
弊社で導入した新しいツールとは「salesforce」です。
多くの企業が導入しているので、読者の皆様の中にも導入している企業の方は
いらっしゃるのではないでしょうか。
私達も今年の1月頃に導入をしました。顧客情報の管理が主な目的です。
導入前の私の意見は、『導入する必要はありません』でした。
なぜなら、その頃すでに顧客管理をExcelで完結出来ていたから。
初回訪問日、何回訪問したのか、担当者、次回のアクション、何日接触していないのか、
予算時期、目的とゴール…これらを全てExcelで管理していました。
もちろん時間をかけずに行うために、ある程度自動で入力されるようにもしていました。
毎日更新を行う習慣もついていたので、いまさらsalesforceを導入する必要など
なかったのです。
ですが、一方で小林は導入に前向きでした。
そこで小林がまずトライアルで導入し、その後私も時期を見て使用するということに
なりました。
本格的に稼働し始めたのは5月頃から。
salesforceの機能の1つに「3ヵ月間接触していない企業をピックアップし、
アラートを出す」という機能があります。
これを活用してお客様フォローを進めようと営業会議で決まります。
しかし私はExcelを使って更新することが習慣になっています。
すると私の心の中に「管理はExcelでしたいな」という気持ちが出てきます。
と、ここで、この心を見透かしたかのように平堀から一言。
「井口が今まで使ってきたツールが凄いことはわかる。でもsalesforceを使うと
決めたのだから井口もこれを使って管理していこう」と。
長い期間、改善を繰り返し、やっと満足いく形になりつつあったExcel。
それをすぐに捨てるのは葛藤がありました。
しかし仕方がありません。割り切ってExcelでの管理を辞めました。
(といっても1週間ぐらいはsalesforceに記入して、Excelにも記入するという
無駄なことをしていましたが…。)
1週間程度経過したある日、salesforceって便利だなと思った事柄がありました。
それは平堀によるリアルタイムのフィードバックです。
その日は7件のお客様と電話で話をした日でした。その内容をsalesforceに記入。
すると翌日の朝に平堀から全ての案件に対してフィードバックが届いたのです。
この「リアルタイム フィードバック」は営業マンにとって、とても力になります。
ヒアリングで足りない視点を学んだり、自分では答えられなかった部分をすぐに
教えてくれたりと、前に進みやすくなります。
この経験から、完全にExcelで管理することから脱却することにしました。
Excelではリアルタイムの返事はありませんから。
成長して、早く結果を出すのなら、上司に共有した方が良い。
ましてや報告するという1アクションもなく、更新すれば上司も同時刻に見ることが
出来るというクラウドはとても便利です。
今では全てをsalesforceに記録するようにしています。
人間は慣れ親しんだものを捨てるのは容易ではありません。
何かしらの理由をつけて反発しようとするものです。
しかし、世の中には反発を押しのけてでもやった方が良いツールはたくさんあります。
従来のやり方にこだわらずに、まずは試してみるのも大事だと思う、そんな出来事でした。
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