#49
動画の制作会社を選ぶポイントとは?
皆さん、こんにちは、
昨年に引き続き、このコラムでは動画作成を進めている方、
もしくはこれから着手する方の役に立つ情報を配信してまいりますので、
どうぞお付き合いください。
今年最初のテーマは
自社で動画マニュアル編集ツールを導入しているけど、
自分達で作成する工数を確保できない。
だから動画マニュアルを編集してくれる制作会社を探している。
という方を対象に、制作会社を選ぶポイントについて2つお伝えします。
それは
『制作会社が何の編集ツールを利用しているのか』
『プロジェクトファイルを納品してくれるのか』
の2点です。
この2点について説明していきます。
①『制作会社が何の編集ツールを利用しているのか』
このポイントを読んだだけでは
『動画で納品してもらうのだから、
制作会社が何の編集ツールを使用していても関係なくないか?』
こう思う方もいらっしゃると思います。
でも、納品してもらった動画を、この先ずっと変更しないのでしょうか。
マニュアルは改善していくものなので、最初は作成してもらったとしても、
修正は自分達で行いたいと考える企業が多いのではないでしょうか。
あのシーンだけ削除したい…
新しくシーンを追加したい…
テロップを一枚だけ変更したい…
このような修正を加えたいと思った時に、
最初に動画作成の依頼をした制作会社に修正を依頼すると、
簡単な修正なのに高い金額を要求されてしまった経験はありませんか?
私のお客様でも、同様の経験をしたことで、
『外部に作成をお願いしたい。でも修正は自分達で行いたい!』
と思われている方が多くいらっしゃいます。
でも、なかなかそうはいきません。
なぜなら制作会社の納品物は動画だけだからです。
動画だけの納品では、後からテロップを削除する場合、
テロップが出ている映像シーンの全てを削除することになるので、
動画の流れが不自然になります。
そこで重要になるのが、次のポイントです。
②『プロジェクトファイルを納品してくれるのか』
プロジェクトファイルとは、
編集者がどのような編集を行ったのか、
一目でわかるようになっているファイルのことです。
このファイルは、
映像・テロップ・BGM・音声がそれぞれレイヤーで分かれていて、
どこで映像をカットしたのか、テロップを挿入したのか、
テロップの出し方はどんな風に出すのかなどがわかるようになっており、
後から修正する時にも、このプロジェクトファイルを使用して編集しないと、
テロップの内容を変えることなどが簡単に出来ません。
このファイルがあることで、
『テロップを修正する時に、テロップだけを修正する』
といった作業が可能になるのです。
しかしプロジェクトファイルも納品してくれるところを
私は聞いたことがありません。
推測ですが、現在のように動画を自分で作成することが普及する前は
プロジェクトデータを企業に納品しても使い道がなかったからだと思います。
ですが、今は動画編集ソフトを導入している企業が増えました。
もし皆さんが編集ソフトを導入しているならば、
自社で導入しているソフトと同じソフトを使って編集してくれて、
かつプロジェクトファイルと撮影素材を納品してくれる会社を選べば、
後から修正するのが可能になります。
以上のことから、作成代行会社を選択する時には、
・自社で使用している編集ソフトと同じ編集ソフトを使用していること
・編集したプロジェクトファイルを納品してくれる会社であること
この2つを基準に作成代行会社を探せば、作成後の修正に費用がかからなくなります。
弊社では、基本はPremireProとFilmoraを使用していますので、
そのプロジェクトデータと素材をお渡しします。
しかし、もしこれ以外のPowerDirecterなどの編集ソフトをご利用の場合は
ご相談ください。
来月もまた皆様のお役に立てる情報をお届けしますので、お楽しみに!
※マニュアル作成代行の専用サイトはこちら。
>>>https://teachme.h-mbo.com/service/agency/