株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング

コンサルタント井口義隆のブログ

ハッと気づかされる大切なこと

プライベートと仕事は密接に関わっています。仕事と関係ないプライベートの
時間の中でも、アンテナを立てれば仕事に役立つことはたくさんあります。
そんな「ハッと気づいたこと」を大切にしたいという想いで毎月発信していきます。

#61

レジリエンスの効果

2023年2月1日

皆さん、こんにちは。

先月はレジリエンスとは何かについて、簡単に説明しました。
今月はなぜ今弊社でレジリエンスに注目をしているのか、
その理由についてお話したいと思います。

それは、レジリエンスを鍛えると目標達成に近づくからです。

なぜ目標達成に近づくのか。
その理由は3つあります。

 

一つ目は自分の問題点に気づき、改善し、良い方向に進めるからです。

レジリエンスは回復力とも訳され、
この力を高めることで自分の思考の癖に気づき、書き換え、
本来あるべき思考へと導くことができるようになります。

これは仕事を任された時に
「嫌だな」「面倒だな」「なんで私が…」といった負の感情を受け止め、
プラスの感情に書き換える行為です。

負の感情のままでは行動に移すのに時間がかかったり、
そもそも行動に移せなかったりすることもあります。

それをプラスの感情に書き換えることで行動へとつなげることができます。

 

二つ目は周囲と連携できるようになります。

私達はレジリエンスが高い人の特徴を5つに分類しています。
その中の1つに「相手のことを理解している」という項目があります。

この項目を鍛えることで相手に配慮した行動を取ることができるようになり、
それが協力をしてもらうことや連携することに繋がっていきます。

 

三つ目は目標とゴールを常に意識するようになるからです。
これが他社のレジリエンス研修と大きく違うところでしょう。

プラスの感情に書き換え、アクションを決めて、
実行するだけでは不十分だと私は考えています。

決めたアクションが本当に目標達成に向かった行動なのか、
それを確かめる必要があります。

自分の癖に気づき、書き換えた後に、目標と照らし合わせる。
そうすることによって、自分に与えられた目標を繰り返し認識することになり、
ひいてはそれが意識することに繋がっていきます。

例えばある営業マンのストレス要因が
「役員の前で業績を報告するのがつらい」だとします。

その時の気持ちは「辛い、怖い」です。

気持ちをもう少し具体的にすると

・役員の顔が怖いんだよな
・どこで急に指摘されて怒られるのかがわからないんだよな
・この準備のために前日夜通し資料を作らないといけないし、
作っても結局指摘ばかりされて作り直さないといけないから
資料を作りたくないんだよな

という気持ちだとしましょう。
このネガティブな捉え方を書き替えます。

・役員は真剣に聞いてくれている
・先輩に役員が気にするポイントを聞けば教えてくれるかもしれない。
そこがわかれば次は指摘されないで済むかも。
・資料作成に着手するのが前日からだから残業になるんだ。
もっと前から作り始めれば夜通し作らなくても済むな!

とします。

こう考えることで、問題点に気づくことができます。

今回であれば、

・根拠なく役員を怖がっている
⇒自分に自信がない

・指摘されそうな場所を理解していない
⇒役員が気にするポイントを理解していない

・夜通し資料作りが大変
⇒早めの着手が出来ていない

の3点です。

これに気づくことができれば改善をすることができます。

改善する中で、上司や同僚に
役員が気にするポイントを聞くという連携も必要になってくるかもしれません。
もしくは早めに資料を作るために
必要な情報を周囲に提供してもらうことが必要になるかもしれません。

事前に相手の関心事を把握し、回答できるように準備ができれば
役員の反応も変わりますし、自分の評価にも繋がっていきます。

必要な情報が事前にわかり、余裕を持った納期で周囲に相談することができれば
相談相手の負担も軽減されます。

こうした取り組みによって連携が強化されていきます。

そして、この3点を改善することで商談でも活きてきます。

・お客様の気にするポイントを理解し、自信を持って説明する
・資料作成は商談の3日前に完成できるように準備をする

こういったことをすることで商談の質は上がり、
本人に課せられた目標達成にも近づいていくことでしょう。

 

このように、レジリエンスを鍛え、業務に活かすことで
目標達成に近づける効果が期待できます。

もちろんすぐに実践できるようになるわけではありません。
ですが、中長期的な教育の一つとして取り組む価値はあります。

 

弊社では、レジリエンスを
「逆境を乗り越える力」や「ストレス耐性を上げる力」
だけにとどまらず、
「目標達成に近づく力」と捉え、研修を提供しております。

研修内容にご興味お持ちいただいた場合は、お問い合わせからご連絡ください。

お問い合わせ先:https://www.h-mbo.com/contact/

 

それでは今年もよろしくお願いいたします。

 

※下記サイトもご覧ください。

日本初のレジリエンス研修専門サイト
>>>レジリエンス研修

※弊社オウンドメディアの『マネジメントDX』はこちら。
>>>https://management-dx.jp/

※動画マニュアル『Teachmebiz』の専用サイトはこちら。
>>>https://teachme.h-mbo.com/

コンサルタント

井口 義隆

Iguchi Yoshitaka

井口 義隆

1985年生まれ。神奈川県出身。

経歴

大学卒業後、テレビ番組の制作会社にてバラエティ番組等のディレクターを経験。
映像業界の次のステージとして、映像機材を販売する営業職に就く。昼夜も関係なく、激務が当たり前の映像業界に関わる中で、人を大切にする企業、働いていて楽しいと思える企業を増やしたいという思いからアッシュ・マネジメント・コンサルティングに入社を決意する。

セールス・ポリシー

『千里の道も一歩から。少しずつでも歩みを止めない。』

支援実績(得意分野)

  • ◆業界経験者ならではの技術を駆使した動画マニュアルの作成代行
  • ◆自身の経験から生み出した「撮影・編集ノウハウ」を詰め込んだマニュアル作成勉強会
  • ◆動画マニュアルを組織に浸透させるための事務局支援

当社での役割

  • ◆平堀、小川から出る異なる指示に愚直に取り組み、二人に指導内容の矛盾に気付かせること
  • ◆毎日夕飯の支度をするなど、女性の社会進出を本気で応援する夫の鑑が何たるかの模範を示すこと
  • ◆営業で使う動画マニュアルのサンプルを作りつつ、社内の清掃マニュアル・備品管理マニュアルを整備すること
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