#64
ストレス軽減のために会社がすぐに出来ること
弊社のレジリエンス研修では、
受講者に仕事でストレスを受けた事例を書き出してもらい、
研修後にその事例からストレスの対処方法を検討しています。
その検討の中で、マニュアルを使い込むことが
ストレスを解決するために有効な手段の一つだと確信しました。
その理由をお伝えする前に、
入社3年目を対象に実施したレジリエンス研修で、
実際にスタッフが挙げてくれた『ストレスを感じた瞬間』の事例をご覧ください。
・後輩にうまく指示ができなくて違うことをやったり、何度も聞き返してくる
・先輩から仕事の引継ぎをされないまま新しいポジションになったが詳しく教えてもらえない
・教わった通りにやったら違うと言われた
よく聞く話ですね。
この出来事が起きた時にスタッフはどんな気持ちになったのでしょうか。
・何が分からないのかが分からない(戸惑い、心配、不安)
・一人で出来ると思われ放任されている。わからないと言って教えてもらうのが申し訳ない(不安)
・教わった通りにやったのになぜ怒られるのか(困惑と怒り)
こんな感情を抱いたそうです。
こうした負の感情は人間関係に亀裂を生じさせます。
初めは小さな溝でも、こういったことが重なるとやがて大きな隔たりとなり、
「あの上司に相談しても何も解決しない」
「自分のことをわかってくれない」
「相談してもまず怒られる」
といった感情から上司との距離が遠ざかっていきます。
上司が部下に
「『何かあればいつでも相談してね』と言っても部下が相談してくれないんです」
という話を耳にすることも多いですが、
その理由はこうした小さな負の感情が積み重なって
信頼関係が徐々になくなっていくことが原因かもしれません。
この小さな負の感情の一部は会社の仕組みを変えることで解決できます。
それがマニュアルです。
今回のように
「何度も聞き返される」
「教わっていない」
「聞いた通りにやったのに怒られる」
といったことで生じる負の感情は
マニュアルの整備・運用を徹底すれば解決できます。
「なるほど」と思っていただいた読者の皆さん、例えば、
①社内ルールの徹底
②教育の効率化
③器具や設備の基本習得
④防災訓練の定例化
⑤情報の共有と一元管理
⑥ベストプラクティスの可視化
これら6つのカテゴリーを基に
マニュアルを整備することを検討してみてください。
もちろん弊社でも
作成前の情報整理から作成後の運用まで支援しておりますので、
お気軽にご相談ください。
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