小林麻央さんから学んだこと

小林麻央さんが、6月に他界しました。

私は、昨年の１０月に
「闘病中の小林麻央さんの応援の仕方」
という題でコラムを書き、その中に、麻央さんのブログを読み続けると記しました。

麻央さんの、壮絶な生き様に触れて、息がつまることもありましたが、
麻央さんのブログから得たことと言えば、
それはそれは、大きなモノです。

麻央さんは、ブログに、
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人の死は、病気であるかにかかわらず、
いつ訪れるか分かりません。
例えば、私が今死んだら、
人はどう思うでしょうか。
「まだ34歳の若さで、可哀想に」
「小さな子供を残して、可哀想に」
でしょうか？？
私は、そんなふうには思われたくありません。
なぜなら、病気になったことが
私の人生を代表する出来事ではないからです。
私の人生は、夢を叶え、時に苦しみもがき、
愛する人に出会い、
2人の宝物を授かり、家族に愛され、
愛した、色どり豊かな人生だからです。
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と、記しています。

このブログは、たびたび、雑誌やＴＶで取り上げられていて、
“病気になったことが私の人生を代表する出来事ではない”
の一節が注目されています。

私も、含蓄のある言葉だなと思いますが、
そこよりも、私は、このブログの冒頭の一文、
“人の死は、病気であるかにかかわらず、いつ訪れるか分かりません。”
が、心に刺さっています。

私は、麻央さんから、
人は誰でも人生の最期を迎えるが、
命がある限り、明るく、希望を持って、生き抜ぬく姿は、
潔いということを学びました。

確実に削られていく命にジタバタせずに、灯っている命を精一杯使い切る。
最後の最期まで、希望を持つ。
希望とは、自分の延命を願うということではなく、
周囲の人たちが、いい一日となりますようにと祈り、信じること。
こんな生き方を、最後の最期にするのではなく、
今、やらねばと思い、意識できるようになりました。

このような教訓を、麻央さんのブログから学びました。

麻央さんの最後のブログ：オレンジジュース（2017-06-20 06:15:10）
をご紹介します。
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おはようございます。
ここ数日、
絞ったオレンジジュースを
毎朝飲んでいます。
正確には、自分では絞る力がないので、
母が起きてきて、絞ってくれるのを
心待ちにしています。
今、口内炎の痛さより、オレンジの
甘酸っぱさが勝る最高な美味しさ！
朝から 笑顔になれます。
皆様にも、今日 笑顔になれることが
ありますように。
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麻央さんは、
オレンジジュースを自分で絞れないことを嘆かず、
お母様に絞ってもらうのを心待ちにする。

麻央さんは、
口内炎の痛みに悲観せず、
オレンジの甘酸っぱさを味わう。

麻央さんは、
こんな朝を笑顔で過ごし、みんなの笑顔を願う。

麻央さん、私は、麻央さんのように潔く生き抜ける自信はないのですが、
麻央さんのように生き抜こうとの思いを持てました。
ありがとうございます。

麻央さんのご冥福をお祈りし、
麻央さんから得た教訓を、私の心の中で生かしていきます。

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